【この記事のポイント】
- ・「聞く力」だけでは現代社会を生き抜けない理由
- ・古舘伊知郎『喋らなければ負けだよ』から厳選した実践テクニック10選
- ・「白々しい前置き」「取り乱した謝罪」など、今日から使えるフレーズ解説
- ・おしゃべりで人生を切り拓くためのマインドセット
コミュニケーションが苦手な人に対して「相手の話をよく聞きなさい」とよく言われる。でも、よく考えると今の時代、交際術、処世術、恋愛術——どれをとってもおしゃべりのテクニックなしでは成り立たないものばかりだ。
「あいつとは深く付き合っていないが、なんかインパクトがあって面白そうな奴」——そう思われるほうがずっと得だ。そのために必要なのが、話術による自己アピールの実践テクニック。
今回は、おしゃべりと言ったらこの人、古舘伊知郎氏の著書『喋らなければ負けだよ』から、僕が厳選した10のポイントを紹介していく。
① 御世辞を際立たせる「白々しい前置き」
相手を褒めるのは意外と難しい。ストレートすぎるとゴマすりに見える。そんなときに使えるのが「本人を前にして言うのもイヤだけど」という前置きだ。あえて白々しくすることで、その後の褒め言葉が際立つ。「いい意味で」という言葉を添えれば、毒のある言葉も不思議と褒め言葉に変わる。
② 絶体絶命のピンチを救う「取り乱した謝罪」
遅刻やミスでピンチの時、冷静に謝るのは逆効果。「こっちは怒ってるのに紳士然としやがって」と思われてしまう。そんなときは思いっきり取り乱して謝るのが正解だ。さらに語尾のイントネーションを上げる(「すみません↗」)ことで、相手を見下していない姿勢が伝わり好感度が上がる。
③ 苦手な相手には「至近距離で飛び込む」
苦手な人を避けようとすると、余計な距離が生まれて相手のパンチを食らいやすくなる。逆に「おたくのこと全然知らないんです。教えてください」と懐に飛び込む。ガンガン攻めていく捨て身の策こそが最大の防御になる。
④ 言いにくいことを伝える「枕詞」
自分の意見を言いにくいときは「ちょっと違うかもしれませんが」と断りを入れると効果的だ。不思議なことに相手から「遠慮しなくていいよ」という温かいリアクションを引き出しやすくなる。
⑤ 客観性を装う「中継法」
自分の言葉を第三者が実況するように伝える手法だ。「今どきこんな野暮ったい誘い方するヤツいないよね」と前置きしてから誘うと、印象がガラリと変わる。
⑥ 相槌は「控えめ」がちょうどいい
「はい」「はい」と連発されると、話している方は興ざめする。相槌は、相手の話に一区切りついた時や結論が出た時に「なるほど」と深く頷くくらいがちょうどいい。
⑦ 「無口」という名の雄弁
無理に喋り続ける必要はない。沈黙を恐れず、あえて黙ることで次に発する言葉の重みが増す。
⑧ 第一声で愛される「明るい挨拶」
第一印象は最初の数秒で決まる。明るく、ハキハキとした挨拶——これだけで、その後の会話のハードルは劇的に下がる。
⑨ スピーチは「自然流」で
用意した原稿を読み上げるのではなく、その場の空気を感じて自分の言葉で話す。完璧を目指さない「自然流」こそが聞き手の心に届く。
⑩ 存分におしゃべりを楽しめばいい
最後はこれに尽きる。テクニックに縛られすぎず、自分自身が会話を楽しむこと。その楽しさが相手に伝わった時、最高のアピールになる。
古舘伊知郎さんの言葉は、どれも実践的で人間味に溢れている。「喋らなければ負け」——この言葉を胸に、今日から少しだけ勇気を出して自分をアピールしてみたい自分がいる。
よくある質問(FAQ)
Q. コミュニケーションが苦手でも使えますか?
はい。特に「白々しい前置き」や「語尾を上げる謝罪」は型として覚えるだけで効果を発揮する実践的なテクニックです。
Q. なぜ「聞く力」だけではダメなのですか?
現代社会では自分をアピールしなければ存在を認識してもらえない場面が多いからです。聞く力は大切ですが、それを土台にした発信力があってこそ良好な人間関係が築けます。
関連記事
•古舘伊知郎、佐藤孝、腰山一生「トーキングブルースをつくった男」たちの物語
•ブログライティングの教科書:収益化を失敗しない書き方の基本


コメント