概要
2026年5月6日、CITY FOOTBALL STATIONにて開催されたJ2・J3百年構想リーグ地域リーグラウンド第15節、我らが栃木シティは強豪横浜FCをホームに迎え撃ちました。結果は2-2の引き分け、PK戦の末に4-5で惜敗という悔しいものとなりましたが、選手たちの見せた魂のこもったプレーは、サポーターの胸を熱くするものでした。
試合開始前から、両チームのサポーターが一体となってスタジアムを盛り上げ、本当に素晴らしい雰囲気を作り出してくれました。本当にCFS はいつ来ても最高のスタジアム。
- 日時: 2026年5月6日(水)14:00キックオフ
- 会場: CITY FOOTBALL STATION
- 対戦相手: 横浜FC
- 試合結果: 栃木シティ 2 – 2 横浜FC (PK 4 – 5)
- 入場者数: 3,022人



試合の流れ
試合は横浜FCのキックオフで始まり、序盤から両チームともに激しい攻防を繰り広げます。栃木シティは4-1-2-3、横浜FCは3-4-2-1のフォーメーション。
前半、栃木シティは西谷選手、ペドロ・アウグスト選手、そしてモーベルグ選手といった個の力がある選手たちのところでボールが収まり、そこからドリブルやパスで局面を打開し、横浜FCゴールに迫る場面を何度もみせます。山下選手の効果的なポストプレーも攻撃のリズムを作り、ビッグチャンスもいくつか作り出しました。前半23分に横浜FCに先制点を許しますが、前半44分、それまで消えている時間も長かった森選手が、こぼれ球に反応し左足でゴール左上に突き刺す同点弾。自らの存在を強烈に示し、スタジアムもさらに熱をおびます。しかし、喜びも束の間、前半アディショナルタイム、宇田選手に再びゴールを許し、1-2で前半を折り返します。
後半に入ると、中盤の攻防で劣勢に陥る時間が長くなり、横浜FCがボールを回す展開が続きます。これは、リードを許していた状況と、システム上横浜FCのほうが中盤に人数を多くかけられたことが原因ではないかと思います。ボールを握られる中で、ディフェンス面で積極的にチャレンジする選手がペドロ選手一人では、なかなかボールを奪い切ることができません。しかし、そんな難しい展開の後半8分、山下選手が待望の同点ゴールを決め、再び2-2。この同点弾は、ひとえにモーベルグ選手の個人技とキックの質の高さがもたらしたものでした。きっちり決めた山下選手も素晴らしかったですが、やはりモーベルグ選手のチャンスクリエイト力は一段上のレベルにあると改めて感じさせられました。
そこからはまさに一進一退の攻防。栃木シティは升掛選手やパウロ選手がサイドを突破するも、クロスがなかなか味方に合わず。お互いに決定機を作りながらも得点には至りません。栃木シティは交代でピッチに入った選手たちが非常に効果的なプレーを見せてくれました。特に小池選手は今季一番の出来と言っても過言ではないほど、デュエルで相手を上回り、攻撃を活性化させました。平岡選手のポストプレーも可能性を感じさせるものでした。
結局、90分では決着がつかず、2-2のままPK戦へ突入。惜しくも4-5で横浜FCに軍配が上がりました。まあPK戦は致し方ないですね。
栃木シティの良かった点
今日の試合で特に光ったのは、2度にわたって追いついた粘り強さです。横浜FCを相手に、先制され、リードされても追い付いたのはチームの地力が上がっている証拠でしょう。
また、攻撃面での個の力の輝きも特筆すべき点です。西谷選手、ペドロ・アウグスト選手、モーベルグ選手、パウロ選手、升掛選手、森選手らがボールを持つと、そこから何かが起こるという期待感がありました。山下選手のポストプレーも攻撃の起点として機能し、多くのチャンスを作り出しました。そして、交代で入った小池選手や平岡選手が試合に与えた好影響は今後の戦いにも大いに期待が持てます。
栃木シティの悪かった点・課題
一方で、課題もはやはり前半終了間際の2失点目でしょう。相手のシュートが素晴らしかったのは事実ですが、こぼれ球に栃木シティの選手は誰一人反応できず、ぽっかりと足が止まってしまうシーンは、今季何度も繰り返されており、なかなか改善が難しいのかもしれません。こうした集中力の欠如は、試合の重要な局面で致命傷となりかねません。
また、中盤攻防で競り負け押し込まれる時間が長かったのも課題です。横浜FCのパスワークからしきりに右サイドを崩され、決定機を多く作られてしまいました。これにより、モーベルグ選手が高い位置でボールを持つ機会が減ってしまったのも事実です。後半の中盤の劣勢も、システム上の問題だけでなく、ボールを奪い切る守備の強度が不足していたと言えるでしょう。
中盤の劣勢を解消するために、中盤に人数をかける、あるいはより守備面でもチームを助けられる選手を起用する手もありますが、それも一長一短です。攻撃面で個の力を最大限に発揮するという現在のスタイルは徐々に確立されつつあり、さらに習熟させていくのが良い方向性だと感じます。その中で勝ちを拾うためには、前節の湘南戦のように、たとえ防戦一方でも簡単に失点をしないこと。ゴール前、最後の最後の守備の奮闘が不可欠であり、そこを乗り越えて欲しいと切に願います。
まとめ・感想
惜しくも勝利を逃しましたが、横浜fc相手に互角の戦いを見せてくれました。90分での勝利に限りなく近づいたと思います。前節に続きJ1経験のあるチームを相手にしっかり戦えるところはみせた。でも勝てなかった。
本当に着々とチーム力は上積みを重ねているのは間違いないと思います。
なかなか結果が結びつかない試合が多かった今季も残り3試合。
みえている兆しに磨きをかけつつ細部の最後まで勝負にこだわる姿勢をみせ少しでも勝ち点を重ねいい形でシーズンの終わりに向かって欲しいと切に思います。
ホントに頼むぜ栃木シティ。

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