【この記事のポイント】
- ・主人公・夏(目黒蓮)の戸惑いと、恋人・弥生(有村架純)が抱える「過去の秘密」
- ・「親」という存在の重みと、登場人物それぞれの愛の形を考察
- ・「いてね、そこにいてね!」——海が夏に向けた言葉の意味
※以下、ネタバレを含みます。
月9ドラマ『海のはじまり』第2話。今回も恥ずかしながら泣ける話だった。周りの人たちも感極まる雰囲気。人の優しさ、センシティブな気持ち、愛——いろんなことが心に響く話だ。
1. 夏の告白と弥生の包容力
海(泉谷星奈)に「夏君のパパ、いつ始まるの?」と聞かれて答えに窮する夏(目黒蓮)。そんな中、部屋を訪ねてきた恋人の弥生(有村架純)。
夏は弥生に海のことをすべて話す。妊娠を知らずに別れた元彼女との子供であること、その事実を昨日知ったこと、まだ気持ちの整理がついていないこと。弥生は「それはしょうがない」と返す。
気持ちが揺れ動いていてぼんやりとしか伝えられない夏。水季の想いに思いを馳せる夏。優しく包み込むように話を聞く弥生。二人の優しさがにじみ出ていた。
2. 朱音の想いと、海が抱える寂しさ
勝手に一人で夏に会いに行った海を咎める朱音(大竹しのぶ)。「夏君に会いたい?」と聞くと黙って頷く海。
朱音は夏を喫茶店に呼び出す。海が近くの公園にいること、会いたがっていることを伝えるが、夏は海に会わずに帰ってしまう。「海に会いたくないの?」と悲しむ海。海は自分と母親二人で描いた絵を夏に見せたことを気にしていた。「夏君と三人の絵にすればよかった」と。
自分の気持ちに整理がつかない夏と、純粋に父親に会いたい海。切ない。
3. 弟・大和の言葉と、弥生の「過去」
夏が帰宅すると家にいたのは弟の大和(木戸大聖)。「考えすぎちゃって言葉にするのが人よりも遅い」夏と、「考える前に声が出ちゃう」大和。
「大和さ、お父さんと二人で暮らしてたとき、どうだった?」
「どうって。この人までいなくなったら終わり、みたいな」
この大和の言葉で、夏は一歩前に進めた。夜、夏は弥生に、堕ろしたと思っていたこと、そのあとすぐに振られて知らなかったこと、「ずっと自分が殺したんだって思ってたから、生きててくれてホッとした」と打ち明ける。弥生は「よかった。ずっと罪悪感抱えているより」と優しく話す。
しかし弥生の引き出しには、お腹の赤ちゃんのエコー写真があった。弥生には人工中絶の経験があったのだ。堕ろした命に手を合わせる弥生。気丈に温かく夏と向き合った弥生が、実は心のコップが溢れそうなくらい辛かったのだとわかる場面だった。
4. 「海ちゃんのお母さんやれたりするのかな」
翌日、海に会いに行く夏に電話して弥生は話す。「私が海ちゃんのお母さんやれたりするのかな。決めるのは海ちゃんだけど」——今の弥生だからこその言葉だ。
朱音は水季の言葉を伝える。「海に選ばせてあげてって。正解を教えるより自分の意志で選ぶことを大事にさせてあげてって」。「水季が言いそう」と声がこぼれる夏。
帰ってきた海は、夏を見つけるや否や胸に飛び込む。「いてね、そこにいてね!」
感想:人の愛って切ない
第2話もずっしりと重くてほろっとくる話だった。水季の7年間を受け止められない夏、海にとっての自分の存在の大切さを感じ始めた夏。命の尊さを身をもって抱えていた弥生。自分の娘の子供に娘の気持ちを伝えようと一生懸命な朱音。
夏、朱音、海——それぞれに宿る水季。人の愛って切ないですね。 大竹しのぶさんが泣きそうだと僕も泣きそうになる。
エンディングのback number「新しい恋人たちに」が、クライマックス感と情緒を一層高めてくれていい。次回、弥生の想いがどう転んでいくのかが気になる。
よくある質問(FAQ)
Q. 脚本家は誰ですか?
『silent』を手掛けた生方美久さんです。繊細な心理描写と言葉選びが特徴です。
Q. 第2話で明かされた弥生の過去とは?
過去に人工妊娠中絶の経験があることが示唆されました。その経験が彼女の海や夏に対する複雑な感情の背景になっています。
Q. 主題歌は?
back numberの「新しい恋人たちに」です。


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